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建設コンサルタントとその役割

設計コンサルタントとは

建設コンサルタントとは国や地方自治体などの事業者が進める社会資本整備の事業に向けて、技術コンサルティングサービスを行う業種です。

建設コンサルタントの役割建設コンサルタントは、独立した責任ある立場での専門家集団として、社会資本整備に関する調査計画、設計、維持点検等に加え、企画立案、工事の際の事業者支援の役割を担っています。

業務内容

道路

道路には、自動車や自転車、歩行者が安心して通行できることで、私たちの日常生活や産業を支えている「交通機能」と、電気や水道などさまざまな公共公益施設を収容する空間の確保、救急車や消防車の円滑な活動や地震などの災害時における避難道路としての防災空間など「空間機能」の2つの大きな機能があります。
このような多岐にわたる機能を踏まえた上で、道路利用者の利便性の向上および安全性の確保に配慮した道路設計を行っています。

河川

我が国の河川は、川の長さが短く、上流から下流への勾配が急であるため、いったん雨が降ると、急に増水し短時間のうちに洪水が発生しやすいという特徴があります。
そのため、大雨による河川災害が発生することのないよう、河川堤防を防護するための護岸施設を計画するなどの設計を行っています。
また、土石流による土砂災害が発生した場合においても、下流の住宅地まで被害が及ぶことのないよう、堰堤など土砂をせき止めることのできる砂防施設の設計も行います。

農業土木

農業土木とは、農業における土地や労働の生産性を高めることを主な目的とする土木分野であり、従来からのかんがい、排水、農地の造成と改良や防災等に加えて、最近では農村の生活環境、自然環境の整備まで対象を拡大しています。
最近では、ほ場の大区画化や水稲以外の農作物も耕作できるような汎用化と併せ、農産物を運搬するための農業用道路の整備なども行っています。

下水道

下水道の役割は、汚水(生活排水など)が下水道に流れることで、水路や道路の側溝がきれいになり生活環境の向上を図ること、汚水を処理場で適切に処理し放流することで、川や海の水質環境を保全することです。
地域の特性や道路使用状況、地下埋設物など支障物件に十分配慮し、処理施設を含む下水道施設の最適な設計を行います。

都市及び地方計画

私たちが暮らすまちには、公園をはじめ、休憩やスポーツなど緑豊かなオープンスペースが不可欠です。造園技術を持って、誰もが安全で快適に利用できる空間づくりのための計画・設計を行います。利用者のニーズを読み取り、維持管理にも配慮し、よりよい合意形成を踏まえた計画づくりに努めます。

地質調査

地質、土質、地下水など地下のみえない部分について、地質学や土質工学などの知識や理論を基に、地表地質踏査、物理探査、ボーリングおよび各種試験・計測などの手法を用いて、その「形」、「質」、「量」を明らかにすることを地質調査といいます。
橋梁などの構造物を建設する際に、ボーリングや土質試験など多様な調査を行い、構造物の安全を確保するための課題を解決できるよう提案を行います。

点検調査

高度経済成長期に建設された多くの公共施設について、建設後50年以上経過する施設の割合は、2033年(令和15年)時点では道路橋で約63%、トンネルで約42%と見込まれています。
このような現状から、定期的な点検調査を実施しその結果を踏まえ、施設の適切な修繕時期や更新時期の計画を策定することで、長い期間にわたり施設が安全で安心し利用できるよう提案を行います。

測量

測量とは、山や海、河川、道路、色々な構造物等を正確に測り、図面の基となるデータを得ることです。
業務分野としては、各部門ごとの計画の基礎となる調査測量(基準点・水準点・路線・地形測量等)や土地の調査(用地・地籍調査)などを行っています。

GNSS測量

GNSS(Global Navigation Satellite System)測量とは、米国のGPS、日本の準天頂衛星(QZSS)、ロシアのGLONASS等の衛星測位システムを用いて、上空の衛星から発射される電波を受信する事により、地上の位置を求める測量です。
得られたデータを各種の計画、設計及び調査の基準として使用しています。
また、海岸、湖沼等の水底部の地形を明らかにする測量にも使用できます。

GNSS測量

GNSS測量機を使用した深浅測量

UAV測量

UAV(Unmanned aerial vehicle)とは、無人航空機、人が搭乗しない航空機のことで、通称ドローンとも呼ばれています。
弊社では、UAVを写真測量に活用しております。UAVにデジタルカメラを搭載し空撮を行い、得られた写真データを解析する事により3次元モデルデータを作成しております。
特に、災害現場など人が立入れない場所や地形測量・縦横断測量の効率化を図るために有効です。

撮影状況

空撮映像

3次元モデル編集